例年になく気温の高い日が多く、一気に進んだ雪解けとともに道研周辺にも一足早い春の訪れを感じます。各学校では、今年度の教育活動の成果をもとに、次年度の準備を計画的に進めていることと思います。
今年度、当センターの研修講座全8講座に136名の皆様に受講いただいたのをはじめ、研修講座期間中に情報教育に関する質問や相談をお受けする「情セン・オフィスアワー」、情報教育に係るフリープラン研修、校内研修や研究会等の講師依頼等、当センターを御活用いただきありがとうございました。受講後にお寄せいただいた御意見、御要望を真摯に受け止め、次年度の各種事業の充実に努めてまいります。
生徒実習については、これまで専用の端末から利用するシステムでしたが、商業に関する学科、工業に関する学科、総合学科を設置する道立高校から通常の端末を利用する実習を可能にした初年度ということもあり、利用に関する研修会を実施するなど、利用方法の具体的な提案を行ってきました。専門科目に関する新しい実習内容を取り入れた効果もあり、これまで以上に多くの学校から利用いただくなど、北海道の専門高校等における実践力を高める教育の一翼を担えたと感じております。
また、今年度より2年計画で研究を始めた「教員研修eラーニングパッケージの開発」では、研修講座を受講する皆様に、限られた研修時間の中でより質の高い研修を提供することを目的にeラーニングの活用の研究を進めております。研究成果の詳細については、平成27年度末にウェブページで発信する予定となっていますので御期待ください。
平成27年度についても、センターの機能を生かした情報教育の振興に努めて参りますので、御理解と御協力をお願いいたします。
平成27年3月3日
北海道立教育研究所附属情報処理教育センター長 髙梨 俊一